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譬えば絹の糸の結ばれて解きかねるようになっているのをいかに処理しようかと問題にして惑っている時、好意ではあるにしても傍(そば)より急にその一端を強く引かれていよいよ解きがたくなっだので、ええ面倒ナ切ってしまえ、と剪刀(はさみ)を取り出す気になるような、腹の中で決断がついてしまった
幸田 露伴 / 連環記 作品を確認(amazon)
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決心・決断・覚悟する
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単語の意味
腹(はら)
腹・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
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強い意志を秘めるかのように結ばれた唇
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
相手を殺すか、相手に殺されるか、二つに一つより生きる道はない。
芥川龍之介 / 偸盗
日本橋の真ん中で、裸で大の字になる覚悟がなけりゃ小説は書けない
岡本かの子 / 雛妓
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パン屋襲撃の話を妻に聞かせたことが正しい選択であったのかどうか、僕にはいまもって確信が持てない。たぶんそれは正しいとか正しくないとかいう基準では推しはかることのできない問題だったのだろう。つまり世の中には正しい結果をもたらす正しくない選択もあるし、正しくない結果をもたらす正しい選択もあるということだ。このような不条理性──と言って構わないと思う──を回避するには、 我々は実際には何ひとつとして選択してはいないのだ という立場をとる必要があるし、大体において僕はそんな風に考えて暮している。起ったことはもう起ったことだし、起っていないことはまだ起っていないことなのだ。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
蒸しパンをトングでつまむ。それも、たった今たまごから孵ったばかりのひよこを扱うような慎重さで。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
二つのうちの一つをえらんで
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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