霧が切れると、森も草原も水晶の粉をまいたようにキラめく
加賀 乙彦 / 海霧 作品を確認(amazon)
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霧・かすみ・もや
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単語の意味
草原(そうげん・くさはら)
水晶・水精(すいしょう)
草原・・・一面に草が生えている広い野原。
水晶・水精・・・クオーツ(Quartz)の和名。大きく結晶した石英(せきえい[=二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物])のこと。普通は無色透明で、不純物が混ざると色が付く。硬度7。4月の誕生石。
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霧・かすみ・もやの表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
大小の木々が不意打ちに、白紙に一気に描きあげたように形を成す
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
風が霧の流れを幕のようにはためかせて傍若無人に吹きちぎっていく。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
濃いふんわりした褥(しとね)のような霧だった。
深田 久弥 / 四季の山登り (1963年) amazon
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「雨・霧」カテゴリからランダム5
運動公園は、雨のベールをかぶって薄暗かった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
霧が切れると、森も草原も水晶の粉をまいたようにキラめく
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
光る雨の粒が、辷り台の子供のようにあとからあとからとガラス板を辷りおち、まっすぐな水の紐をいちめんに垂らした。
野上 弥生子 / 哀しき少年「野上弥生子短篇集 (岩波文庫)」に収録 amazon
部屋にいて、歩道がざあざあ洗われる音を聞いていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
空はただ重苦しく垂れ下っています。
梶井基次郎 / 橡の花
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