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耳を裏向けにするような集注で、佃の言葉を期待した。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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耳を澄ます・聞き耳を立てる
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......ですがね――」 やがて多計代が一段落で、佃の返答を求めた。 「尤 も、伸子はあなたも御存じの通りの性質だから、まるで恥辱でも受けるようにお腹立ちですがね」 伸子は、耳を裏向けにするような集注で、佃の言葉を期待した。 「――……」 「どうです、私どもはあなたのためにだって、決して悪いとは思いません」 「――考えて見ていずれ御返事いたします」 伸子は、くるりと後を向き、 「そんなこと......
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耳を澄ます・聞き耳を立てるの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
木偶(でく)のように黙念と聴きいる
真継 伸彦 / 鮫 amazon
けもの のようにきき耳をたてて
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
話しているのが聞こえてきた。よく聞いてると、わかってくるんだ。言葉になってくるの。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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ドアに耳をくっつけてみる。 静かだ。如月の言うとおり、ドアを開けると無人の場所が広がっているみたいだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
レコードはどれも古く盤面は傷だらけだったが、少くとも無価値ではなかった。音楽は思想ほど風化しない。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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