父と、ここの住職とは、同じ出身でも、福々しさがずんとちがっていた。父は病み衰え、貧相で、粉っぽい肌をしているのに、道詮和尚は、まるで桃いろのお菓子みたいに見えた。
三島由紀夫 / 金閣寺 作品を確認(amazon)
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肌の粗さ・滑らかさ
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福福しい・福々しい(ふくふくしい)
福福しい・福々しい・・・ふっくらと柔らかさを含んだ表情で、幸せそうなさま。顔つきが丸くてやさしそうで好ましく感じられるさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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肌の粗さ・滑らかさの表現・描写・類語(肌の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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肌が削り節のように黒く光る
伊集院 静 / 三年坂 amazon
その黒さは仕事用の白衣を着ると余計に目立った。まるでアルベルト・シュヴァイツァーの助手みたいだ。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
ココア色に日焦 けしている。
岡本かの子 / 渾沌未分
(強い日差し)じりじりと手の皮膚が焼けていくのがわかる。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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