TOP > 風景表現 > 室内のようす > 庭・縁側・ベランダ
刈り込んだ芝生に紅白の夏花が刺繍 のように盛上っている。
岡本かの子 / 巴里祭 ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
草原・芝生
庭・縁側・ベランダ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......違っていらっしゃるわ。」 新吉は気が付いて見ると成程此のテーブルへ来て二十分ほど経つのに顔をうつ向けてばかりいた。今更あわてゝ眼を二つ三つ瞬いて空や庭を見廻す。刈り込んだ芝生に紅白の夏花が刺繍 のように盛上っている。 狡 そうに微笑しながら暫らく新吉の顔を見詰めた。この青年に恋して居るというわけではない。然しこの青年がも......
――まるで子供ね。胡麻化すつもりでいらっしゃる。」
夫人はここに意味を表示
草原・芝生の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
草原が巾着(きんちゃく)の底のように、丘に囲まれて行き止まる
大岡 昇平 / 野火 amazon
隙間なく生え揃った芝が滑らかな緑の毛氈(もうせん)を敷きつめたように静か
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
このカテゴリを全部見る
庭・縁側・ベランダの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
芝生が敷き詰められた広場から秋の花が咲き乱れる花壇へ、瓦の小径が縫うように続いている。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
ベランダに揺れる花々。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム5
自分の裡に起こった何故か跋 の悪いような感情
梶井基次郎 / 冬の日
手垢 にまみれた 襖
浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
ホオル全体がどこか水族館じみて、ガラス張り水槽の明るさがある
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
楽隊の騒々しい音が山の冷えた空気に統一されて、二人の耳もとを観世水のようにゆるく襲っては桜の中に流れて行った。
田村 俊子 / 木乃伊の口紅 amazon
二里ばかり大蛇(おろち)のうねるような坂
泉 鏡花 / 高野聖 amazon
雨脚が、竹薮にしぶくような寂しいざんざ降りの音を立てる
芥川 龍之介 / 魔術 amazon
見晴らす広漠とした河原に石と砂との無限の展望。
岡本かの子 / 東海道五十三次
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
地上・陸地 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ