マルセイユの古い港、そこはコの字型になっていて、大小さまざまのレストランが軒をつらねている。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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漁港・波止場
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前後の文章を含んだ引用
......料理を得意としそれを誇りにしたあなたは藤色のコスチュームがよく似合ったそれで私はあなたをウヰスタリアと呼んだ マルセーユ風の魚料理とはブイヤベーズの事か。マルセイユの古い港、そこはコの字型になっていて、大小さまざまのレストランが軒をつらねている。 軒先きでは、若者がかきやムール貝の殻をむいていて、太ったおばさんやおじさんが、「ブイヤベーズ、ブイヤベーズ」「たべてゆきなさい」と呼びこむ。 初めてその古い港......
単語の意味
軒(のき)
軒・・・屋根の端の下にさがった部分で、建物の外壁より突き出ている部分。
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波止場に船が着いたのか、汽笛の音がしている。波止場の雑音が、フッと悲しく胸に聞えた。
林芙美子 / 新版 放浪記
半島の南端、港の船着場
梶井基次郎 / 冬の蠅
波止場の桟橋、林立した古風な帆柱
林芙美子 / 新版 放浪記
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(ディズニーランド)ソフトでやわでわざとらしくて子供向きで商業主義的でミッキーマウス的なところ
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
(療養所)窓の外には防風の役目を果たす松林が広がっている。密に茂った松林はその療養所を、活気のある現実の世界と隔てる大きな仕切り壁のようにも見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
中は、今風の薄暗いデート向けの照明で、
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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