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枯木のごとく、死灰のごとく、犬のごとく、てんとう虫のごとく暮したなら、生は無駄であろう。
林 房雄 / 青年 (1964年) 作品を確認(amazon)
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冴えない、ぱっとしない人生
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単語の意味
死灰(しかい)
犬・狗(いぬ)
天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫(てんとうむし)
死灰・・・火の気がなくなった灰。生きている感じのないもの。活気がなくなったもの。
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫・・・テントウムシ科の甲虫の総称。背中は半球形でつやがある。赤地に黒の斑点があるものが最も多く普通。無地のものもいる。多くはアブラムシなどを食べる益虫だが、作物を食べる害虫もいる。「天道虫」の字の由来は、太陽に向かって飛んで行くので太陽の別名、天道(お天道さま)から。
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振り返ってみると、それは人生ですらないような気がする。少し起伏はあった。ごそごそと登ったり降りたりはした。でもそれだけだった。殆んど何もしていない。何も生み出していない。誰かを愛したことはあったし、誰かに愛されたこともあった。でも何も残っていない。奇妙に平坦で、風景が平板だ。まるでビデオ・ゲームの中を歩いているみたいな気がする。パックマンみたいだ。ぱくぱくぱくと迷路の中の点線を食べていく。無目的に。そしていつか確実に死ぬ。
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枯木のごとく、死灰のごとく、犬のごとく、てんとう虫のごとく暮したなら、生は無駄であろう。
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
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加賀 乙彦 / 海霧 amazon
幻覚の中を歩いているように日が過ぎる
伊藤 整 / 青春 (1960年) amazon
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