京都の高級料亭で出るタケノコご飯は、格が違う。

鯛は米との相性がよく、ご飯の一粒一粒に鯛の旨味が染み渡り、鯛飯は炊き込みご飯の傑作である

栗ご飯を炊くときは、栗を一度焼いてきつね色の焦げ目をつけると晩秋の風味が引き立つ

鶏肉の混じったタケノコご飯は、黄金色に輝くご飯とタケノコの色艶が目を楽しませる。緑の木の芽でも添えると、その色合いはいっそう鮮やかである。

米は、一緒に炊きあわす具によっていかようにも変化し、旨味を引き出す力がある

暑くて食欲のない時でも、辛いカレーなら食べられる。辛味が消化器の粘膜を刺激して、中枢神経の働きが高まる。消化器へ送られる血液の量は増え、消化液や唾液の分泌も促進し、食欲を増大させる。

（冷や汁）口の中のある部分は冷たさを感じ、舌では温かさを感じる。そして、この温度差のある味わいは混ざる間もなく喉を通過していく。熱すぎず冷たすぎず、かといってぬるいというわけでもない。本当に不思議な食感だ。

山芋のとろろのようにつるつるとすすり込む

ごはんにたきこんで塩味をきかしたグリンピースごはん。

日本人の主食がお米なら、イタリアはスパゲティ、フランスはパン、そしてドイツはじゃがいもといえるだろう。