頭の毛が一本毎 にザワザワとふるえ出すほどの可笑しさであった。魂のドン底からセリ上って、全身をゆすぶり上げて、あとからあとから止 め度 もなく湧き起って、骨も肉もバラバラになるまで笑わなければ、笑い切れない可笑しさであった。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
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......る弛んで来るに連 れて、何とも知れない可笑 しさが、腹の底からムクムクと湧き起り初めるのを、どうすることも出来なくなった。それは迚 もタマラナイ程、変テコに可笑しい……頭の毛が一本毎 にザワザワとふるえ出すほどの可笑しさであった。魂のドン底からセリ上って、全身をゆすぶり上げて、あとからあとから止 め度 もなく湧き起って、骨も肉もバラバラになるまで笑わなければ、笑い切れない可笑しさであった。 ……アッハッハッハッハッ。ナアーンだ馬鹿馬鹿しい。名前なんてどうでもいいじゃないか。忘れたってチットモ不自由はしない。俺は俺に間違いないじゃないか。アハアハ......
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