室内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
寓居は八畳に次の間が北向きの長四畳、それに玄関、女中部屋、という小さな 家 だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
リビングと多分寝室と小さなスタジオしかない家なのに、豊かな空間を感じた。 窓の外の植物が家を抱きかかえているようだからだろうか。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
ニの部屋はものが少なくきちんと片付いている。おしゃれなインテリアは皆無で、では無機質な部屋かといえばそうではなくて、たとえるなら妻に先立たれて一人でなんでもできるようになったおじいちゃんの部屋、もしくは入所十年目の模範囚の部屋といった感じだ。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
二人が通されたのは、八畳の和室だった。庭先からツクツクボウシの鳴き声が響いている。どこかに仏壇でもあるのか、日下は鼻先に線香の匂いを感じた。室内は整然としており、冷房が効いている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
(座敷)綺麗に掃除の出来た小さい庭に面した座敷
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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畳(たたみ)の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
洗い流したように古びた畳の色
林 芙美子 / 魚の序文「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
畳の目も、傷んだところは藺草(いぐさ)が切腹して、なかから、キビガラの芯みたいなのがはみ出していた。
向田 邦子 / 耳「思い出トランプ (新潮文庫)」に収録 amazon
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「室内のようす」カテゴリからランダム5
自動扉が、鼻息を吐き出すかのような音とともに開いた。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
ドアのさびつきそうな鍵に手をかけ、おりの中のゴリラみたいに思いっきりがたがた揺すった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
芝生の庭に面して、 蝙蝠 の爪のように張り出した勉強部屋には、西陽がよく当たった。
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
曇りガラスの格子戸越しに、月の光があった。
向田邦子 / りんごの皮「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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