釜のごとく澄んだ三日月
阿川 弘之 / 雲の墓標 作品を確認(amazon)
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月
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単語の意味
三日月・朏(みかづき)
三日月・朏・・・陰暦で、その月の三日前後の夜に出る、弓形の細い月。また、その形。月齢2日あたりの月(月齢は0から始まるので、陰暦3日は月齢2日になる)。広義には、月の終わりのころの細い月も指す。細い形が眉に例えられることも多い。「朏」は、「初めて姿が見え出した月」が語源。
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戸外 も夕方のように灰色をしていた
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
東の夜空に花火があがった。初めに幾つかの大輪が咲いて、もうそれっきりかと思ったころ、こんどは赤や青のしだれ柳が、ひゅうひゅうと音をたてて散っていった。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
(切り損って薄切りの半月になった大根のような昼の月)「あの月、大根みたいじゃない? 切り損った薄切りの大根」
向田邦子 / 大根の月「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
空は冴え、わずかにいびつな月が白々と川原を照らしている
阿刀田 高 / 恋は思案の外「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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