キャリコが粗腐病にかかって、身体が錆 だらけになり、喘 ぐことさえ出来なくなって水面に臭 く浮いている姿
※備考※ キャリコは金魚の品種
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:74% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
金魚
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前後の文章を含んだ引用
......た。 「あんな旧 いものは見殺しにするほどの度胸がなければ、新しいものを創生する大業は仕了 わせられるものではない。」 ついでにちらりと秀江の姿が浮んだ。 彼はわざとキャリコが粗腐病にかかって、身体が錆 だらけになり、喘 ぐことさえ出来なくなって水面に臭 く浮いている姿を想像した。ついでにそれが秀江の姿でもあることを想像した。すると熱いものが脊髄 の両側を駆け上って、喉元 を切なく衝 き上げて来る。彼は唇を噛んでそれを顎の辺で喰い止......
単語の意味
喘ぐ(あえぐ)
身体(しんたい)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
錆・銹・鏽(さび)
喘ぐ・・・1.苦しむように息をする。息を切らす。
2.貧しさや精神的なプレッシャーに苦しんで悩む。
2.貧しさや精神的なプレッシャーに苦しんで悩む。
身体・・・人のからだ。肉体。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
錆・銹・鏽・・・金属が空気に触れたり水に濡れたりして傷み、赤茶色や青白色に変色し脆(もろ)くなったもの。空気中や水中で金属が酸化し表面にできる、酸化物質や水酸化物質。
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