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口のあたりを両手で円 るく囲んで、ハアーと息をかけたりして
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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かじかんだ手・凍えた手
寒い・冷気・凍える
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前後の文章を含んだ引用
......いりもサッと引いた。 留萌 の沖あたりから、細い、ジュクジュクした雨が降り出してきた。漁夫や雑夫は蟹の鋏 のようにかじかんだ手を時々はすがいに懐 の中につッこんだり、口のあたりを両手で円 るく囲んで、ハアーと息をかけたりして働かなければならなかった。――納豆の糸のような雨がしきりなしに、それと同じ色の不透明な海に降った。が、稚内 に近くなるに従って、雨が粒々になって来、広い海の面が旗......
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