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穴子の蒲焼や、鶏肉やタマネギ、三ツ葉、椎茸などが入った、親子焼と称する卵焼、海老の塩焼、サザエの煮物、白魚、菜の花の芥子漬、それに南瓜やコンニャク、椎茸、筍やフキの煮物に、ヒラマサと旗魚鮪の刺身、筍飯という献立が美しく折箱に入っている。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......寸という大鯨を浜離宮の海辺へ引っ張って行き、十一代将軍・家斉が見物したそうな。 先日、私は久しぶりで〔野立〕と名づけられた、若出雲の持ち帰り用の弁当を食べた。 穴子の蒲焼や、鶏肉やタマネギ、三ツ葉、椎茸などが入った、親子焼と称する卵焼、海老の塩焼、サザエの煮物、白魚、菜の花の芥子漬、それに南瓜やコンニャク、椎茸、筍やフキの煮物に、ヒラマサと旗魚鮪の刺身、筍飯という献立が美しく折箱に入っている。 この美しい色どりと味わいは、まぎれもなく東京のもので、私にはなつかしくてたまらない。 いまの若出雲は、数種の仕出し料理と弁当を出しているが、いつか折を見て、親......
単語の意味
称する(しょうする)
穴子(あなご)
梶木・旗魚(かじき)
白魚・鱠残魚(しらおう)
海老・蝦(えび)
栄螺・拳螺(さざえ・さざい・さだえ)
称する・・・自分のこととして告げる。そうであると言う。名乗る。名づける。
穴子・・・マアナゴの通称。ウナギに似た食用魚で、近海の底の砂地に生息。名前の由来は、砂や泥に巣穴を掘って体の一部を出して休むことから。
梶木・旗魚・・・マカジキ科とメカジキ科の魚の総称。体はマグロに似ているが、剣状の長い上あごあり、他の魚を突き刺す。名前の由来は、尖った上顎は舵木(かじき[=舵をとる板})を貫くといわれたから。食用。梶木鮪・旗魚鮪(かじきまぐろ)とも。
白魚・鱠残魚・・・シラウオ科の近海魚。体は半ば透き通り、小形でほっそりしている。春先、河口をさかのぼって産卵する。味は淡白。死亡すると白く変色するのが名前の由来。
海老・蝦・・・エビ目(十脚類)の甲殻類の一群(長尾類)の総称。水中に住み、足が10本ある甲殻類の動物。体は頭胸部と、7節に分かれ非常に発達した腹部から成る。堅い殻でおおわれ、体を曲げ伸ばして進む。頭には2対の長い触覚がある。食用になるものが多い。「海老(かいろう)」とも読む。
栄螺・拳螺・・・リュウテンサザエ科の巻貝。近海の海底の岩にすむ。貝殻は厚くげんこつ状で、多くはトゲのような突起があるが、内海産でそれを欠くものもある。殻口には蓋があり、肉は食用。
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