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逆光線の船は完全に影絵
梶井基次郎 / Kの昇天――或はKの溺死 ページ位置:68% 作品を確認(青空文庫)
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シルエット・影絵
朝日・朝の光
朝の海
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前後の文章を含んだ引用
......を見に海辺に立っていたことがありました。そのときK君も早起きしたのか、同じくやって来ました。そして、ちょうど太陽の光の反射のなかへ漕ぎ入った船を見たとき、 「あの逆光線の船は完全に影絵じゃありませんか」 と突然私に反問しました。K君の心では、その船の実体が、逆に影絵のように見えるのが、影が実体に見えることの逆説的な証明になると思ったのでしょう......
単語の意味
光線(こうせん)
光線・・・光のすじ。光の線。差してくる光。
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暗闇の牛みたいに、のっそり、人影が動いた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
黒い獣じみた影
吉川英治 / 野槌の百
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軽金属のような朝陽が林や畑のうえに輝いていた。
開高 健 / パニック「パニック・裸の王様 (1960年) (新潮文庫)」に収録 amazon
段々陽のさしそめて来る港町
林芙美子 / 新版 放浪記
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その日最初の太陽の光がはるかな海面を錫箔のように輝かせた
山川方夫 / 夏の葬列(朝のヨット) amazon
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まだ暮れきらない。昼の光が空に漂っている。電飾の鈍い明滅。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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日よけは、重い金塊を支えるように緊張して激しい直射日光を支えている
三島由紀夫 / 真夏の死 amazon
正面の窓から陽が射し込み、麻生氏の言葉に太鼓判を押すかのように、白々と光った。
伊坂 幸太郎 / 砂漠 amazon
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人を飲み込んでしまいそうなその青いきれいな布の連なりのようなものが、僕の目の前で静かに揺れていた
よしもとばなな / 姉さんと僕「まぼろしハワイ」に収録 amazon
湖が酷薄な女の目のように冷たそうに青く光る
原田康子 / 挽歌 amazon
明るい、快活な、生き生きした海
梶井基次郎 / 海 断片
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遠くの電灯が白金のように白く光った。
川端 康成 / 童謡 amazon
黒犬のような影が足もとへとびかかる
水上 勉 / 雁の寺 amazon
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