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鉛筆をけずるにも足りない、きゃしゃなナイフ
太宰治 / 人間失格 ページ位置:37% 作品を確認(青空文庫)
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刃物(ナイフ・剣・刀)
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前後の文章を含んだ引用
......、小石川、下谷、神田、あの辺の学校全部の、マルクス学生の行動隊々長というものに、自分はなっていたのでした。武装蜂起 、と聞き、小さいナイフを買い(いま思えば、それは鉛筆をけずるにも足りない、きゃしゃなナイフでした)それを、レンコオトのポケットにいれ、あちこち飛び廻って、所謂 「聯絡 」をつけるのでした。お酒を飲んで、ぐっすり眠りたい、しかし、お金がありません。しかも、......
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刃物(ナイフ・剣・刀)の表現・描写・類語(武器のカテゴリ)の一覧 ランダム5
白刃が虹を曳いて陽光を切る
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
親の仇のようにナイフをチーズに突き刺す
常盤 新平 / マフィアの噺 amazon
ぎとぎとする包丁が、口をとがらせた魚類めいている
北村 薫 / 水に眠る amazon
詰んだ地肌に引いている深い匂いが薄霞のたなびいたようで、何ともいえず高い気品のある刀
海音寺 潮五郎 / 武道伝来記 amazon
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「武器」カテゴリからランダム5
掃くように水面を渡る弾着の水しぶき
石原 慎太郎 / 行為と死 amazon
投げ槍を霜のように輝かせて
横光利一 / 日輪
拳銃にふれた瞬間、腕の神経に震えるような刺激を感じた。ふれている場所から、身体が緊張していく。自分を超えたもの、とふと思う。この機械は冷酷さにおいて、自分を超越している。
中村文則 / 教団X amazon
ありったけの機銃弾を撃ち込んだ。P 51 は腹から黒い煙を噴くと、山の方に墜ちていった。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
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