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股の部分についた血をぼんやり見ていれば、それはなんだか日本地図に見えないこともなく
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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きたない(よごれ・シミ)
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前後の文章を含んだ引用
......がやってくること、わたしは赤黒く痕のついた下着の股の部分をなんとなくぼんやりした頭で見ながら放尿し、それは寝ぼけたなりにも驚くほど長い放尿で、その音を聴きながら股の部分についた血をぼんやり見ていれば、それはなんだか日本地図に見えないこともなく、大阪がこのあたり、んで行ったことないけど青森が、とか思いながら、ああ汚したの、めんどい、洗濯の準備、めんどいなあ、風呂場に持って行って水に浸けるの、めんどい、......
単語の意味
股・胯・叉(また)
股・胯・叉・・・1.一つのもとから二つ以上に分かれている所。また、そうなっているもの。
2.胴から足が分かれ出る、付け根の部分。またそこから両腿(りょうもも)にかけての内側の部分。ズボンやパンツなどの、その部分もいう。
2.胴から足が分かれ出る、付け根の部分。またそこから両腿(りょうもも)にかけての内側の部分。ズボンやパンツなどの、その部分もいう。
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きたない(よごれ・シミ)の表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
雨だれのような染みがその安っぽい白地にきいろくついていた。
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