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ごそごそと何かを漁り始めた。それはまるで野生の虎が餌を漁っているよう
金沢 優「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......いが、ここはひとまず私が折れるしかない。とりあえずこの場を収拾しないと。 しかし、阿蘇先生はそんな私の態度に満足しなかった。私物が入っている棚の引き出しを開け、ごそごそと何かを漁り始めた。それはまるで野生の虎が餌を漁っているように見えた。そして、中から大量のプリントの束を取り出し、それを私に向かって無造作に投げた。「これを毎日、宿題として三組の生徒に出して下さい。提出先はあなたを通さず......
単語の意味
虎(とら)
虎・・・1.ネコ科の哺乳動物の中で最大の種。背中から腹にかけて黄色の地に黒い縦縞(たてじま[=頭と尾を結ぶ線に対して、直角に交わる縞模様])がある。口が大きく、鋭い牙と爪を持ち、眼光が鋭い。アジア地域では、強さや恐ろしさの象徴。肉食で、単独で狩猟を行う。皮は敷物などに用いられたが、乱獲され、現在では各地で保護されている。
2.俗に、酔っぱらいのこと。
2.俗に、酔っぱらいのこと。
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探す・見つけるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(困難な捜索作業は)太陽の射さない森を磁石もなく探索しているようなものだった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
まるで飢えた人が食い物をあさるように茶道具をあさった。
司馬 遼太郎 / 国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 amazon
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(ギター演奏)「郷愁」という副題を持つ第一楽章の内省的なプレリュードを、蒔野は、感傷を持て余して、時の流れの中で立ち往生しているような、躊躇いがちな性急さで演奏した。アルペジオのトップノートが、目の前の現実とかつての記憶とを、玉突きするように継いでゆく 謐 々 とした旋律。その足許で、なし崩しに過去へと 熔け落ちてゆく今。第二楽章の宗教的アンダンテは、荘厳なミサに託された祈りの行方を、聖堂の遥か彼方の天井の反響に探って、最後は 瞑目 するようなハーモニクスで、第三楽章のアレグロへと至る。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
門を出た途端、姉が激しく泣き出した。それはまるで 堰 を切ったような激しい泣き方だった。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
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