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朝からざわざわと前ぶれの気味わるい風が吹いていたが、午後からは吹きぶりの嵐となって停電になった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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嵐・台風・暴風雨
停電
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前後の文章を含んだ引用
......よいほど嵐がくる。 その年は、せっかく長い夏休みをとったのに、連日雨が降り、肌寒く夏休みの気分ではなかった。その上、このときは長野県が、大型台風の通路になった。朝からざわざわと前ぶれの気味わるい風が吹いていたが、午後からは吹きぶりの嵐となって停電になった。 翌朝は大木があちこち、というより、ところかまわず倒れていた。ゴルフ場など、千本以上も木が倒れ、数日間は閉鎖する有様だった。 停電の上に断水となった。「どうしよ......
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がやがやと騒ぐ聴衆のような雲や波の擾乱
有島武郎 / 生まれいずる悩み
あのときの台風はなにしろ尋常ではなく、わたしの生涯においては、戦後のカスリン台風に次ぐくらいの凄まじいものだった。怖かった。 どれくらい大きかったかというと、気の毒に、溺れた熊が多摩川に浮いたくらい、すごかった。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
び、び、び、と傘の耳を鋭い風の戦慄 と、雹 みたいな雨つぶの音が、横に、なぐッて行く。
吉川英治 / 無宿人国記
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白い猫がいっぱいかけまわっているみたいに、海一面が白く波立つ
松谷 みよ子 / オバケちゃん amazon
山が破裂するのではないかと思われるほど激しい山鳴り
井上靖 / 小磐梯 amazon
海は、白い牙をむいていた。
丹羽 文雄 / 顔 amazon
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