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梶井基次郎 / のんきな患者 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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よく聞こえない・不明瞭な音
ジェスチャー・身ぶり手ぶりで伝える
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前後の文章を含んだ引用
......ら近所のおかみさんたちとお喋 りをしに出て行っては、弄 りものにされている――そんな場面をたびたび見たからだった。しかしそれは吉田の思い過ぎで、それはそのお婆さんが聾 で人に手真似をしてもらわないと話が通じず、しかも自分は鼻のつぶれた声で物を言うのでいっそう人に軽蔑的な印象を与えるからで、それは多少人びとには軽蔑されてはいても、おもしろ半分にでも手真似で話してくれる人......
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よく聞こえない・不明瞭な音の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
階下からは、武内親子の話し声が、途切れ途切れに聞こえて来ていた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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ジェスチャー・身ぶり手ぶりで伝えるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
すみれはかまわないというしるしに、唇をまっすぐにむすんで相手の目を見た。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
匂い立つような甘い声
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
貝が蓋をしたように、ぴたりと黙ったりした。
林 芙美子 / 泣虫小僧 amazon
あたしたちはしゃべって、しゃべって、相手のおしゃべりに耳を傾けて、相槌をうったり、頭を横にふったり、たまに黙って考え込んだりしながら生きている。コンビニの前に座り込みながら、駅の構内にたむろしながら、横断歩道を渡りながら、しゃべって、聞いて、頷いて、首を傾げている。そんな言葉に濡れるのなら文句はない。むし暑い夕方、俄雨に出会うようなものだ。気持ちいい。気持ちよくないのは、型通りの挨拶とか、教師の小言とか、もっと偉い人の説教とか、テレビの騒ぎとかだ。それはつるんとしていて突起がなく、いつだってしゅるしゅるとあたしたちの上を滑っていく。《…略…》言葉には突起がほしい。衣服や動物の毛にくっついて運ばれるちゃっかりものの種子のように、滑らないでくっついてきてほしい。あたしたちを無理やり押し流すんじゃなくて、あたしたちの内にちゃんと留まっていく突起のある言葉が、ほしいのだ。《…略…》くだらないと笑って捨てられそうな言葉の数々をあたしは懸命に紡いで、誰かに手渡す。受け取ってくれるやつは、たくさんじゃないけど、いるのだ。 突起がだいじ。しゅるしゅる滑るんじゃなくて、いがいがしてひっかかる、誰かにくっついていくための突起がだいじ……上手く言えないけど、そう思う。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
顎をしゃくるようにして、背後の河原を指し示した。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
抱き上げられたわたしは、ふいに宙に浮かされたような、心もとない感覚を味わいながら、思わず彼の首にしがみついた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
二人は同じような笑いを感受しあって
林芙美子 / 新版 放浪記
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