ものが擦れる音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ケースの中で色鉛筆が、かたかたとつぶやくように鳴った。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
身体と布のこすれ合うぼやけた音
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
毛布を払うような音。着るものを、もどかしくひらくような気配。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
戦場か火事場へでも行つたやうな騒ぎ
芥川龍之介 / 芋粥
あたりは息苦しいまでの沈黙に包まれていた。人の声もなく、吠える犬もいない。寄せる波も、吹く風もない。どうしてこれほどまですべてが深く静まり返っているのだろうとミュウは不思議に思った。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
波のとどろきが酔っぱらいの繰り言のようにしつこい
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
底のほうで鳴っているような重い海の響き
原田 康子 / 挽歌 amazon
白い冬の面紗 を破って近くの邸からは鶴の啼き声が起こった。
梶井基次郎 / 冬の日
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