足を竦 めた。脛 から背へ、冷たいものが、さっと這いのぼった。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:50% 作品を確認(青空文庫)
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(恐怖や緊張で)身がすくむ・体が動かない
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前後の文章を含んだ引用
......と因果な肉塊は、うしろに立っていた雲霧の足元へ、抛り出された。ひッ――と泣いていたのが、途端に、黙って、裂けた笛みたいに、ぴくともしなかった。 はッ――と雲霧は足を竦 めた。脛 から背へ、冷たいものが、さっと這いのぼった。それは、全身を憤怒の火にして、ぶるッと、彼の本性が、その唇をつよく噛んだと思うと、 「あッ、よくも俺の子を」 と、両手で、ぐッと権内の体を前に掴みよせた。その襟も......
単語の意味
背(せ)
臑・脛(すね)
足・脚・肢(あし)
臑・脛・・・足の、膝(ひざ)から踝(くるぶし)までの部分。とくに、その前面をいう。脛(はぎ)。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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(食欲がないが無理に食べる)パンの先を一かけらちぎって口に押し込み、ほとんど嚙みもしないで飲み込んだ。そして喉につかえると、缶入りのスポーツドリンクを、ほんの少しだけ嫌そうに飲んだ。その姿は、とても食事風景には見えなかった。何か不可思議な、まじないか修行のように見えた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
絶え間なく汗を流し、前髪が額に貼りついている。俺は漕ぎながら、汗と一緒に、髪をぬぐう。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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