けむりの表現・描写・類語(火・煙・灰のカテゴリ)の一覧 ランダム5
風はなく、煙は真直に突立って、私の眼の高さの中空から、扇形に開いた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
一条の細い煙が、朝の微風になぶられて、ためらうように揺れる
大岡 昇平 / 野火 amazon
(夜、)杉林のなかに炭焼小屋があって、白い煙が切り立った山の闇を匍 い登っていた。
梶井基次郎 / 闇の絵巻
煙は狼火のような形に低く流れた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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ふいごの口から、まっ赤な炎が、まるで竜の舌べらのようにふきだしていた。
小出 正吾 / 逢う魔が時「小出正吾児童文学全集 (3)」に収録 amazon
青い焔が燃え、赤い表紙が生き物のように反り始め
梅崎 春生 / 桜島 amazon
朝の煙が光を透して、紫の羅(うすもの)のように柿の枝にまつわる
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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