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病は苦悩の多く強いものではなかったが、美しい花の日に瓶中(へいちゅう)に萎れゆくがごとく、清らかな瓜(うり)の筐裏(きょうり)に護られながらようやく玉の艶を失って行くように、次第次第衰え弱った。
幸田 露伴 / 連環記 作品を確認(amazon)
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体力の低下・体が衰える・衰弱
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単語の意味
玉・珠(たま)
艶(つや)
玉・珠・・・1.丸いもの。丸くまとめられたもの。ボール。
2.丸い宝石や真珠。
2.丸い宝石や真珠。
艶・・・1.物の表面に感じられる、なめらかで、美しく光る印象。
2.声などに張りがありなめらかで美しいこと。
2.声などに張りがありなめらかで美しいこと。
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(音楽鑑賞)雄渾 なチェロという楽器の響きを、今の彼女は、とても受け止めきれなかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
彼はだんだん衰えて行った。ちょうど昔スウイフトの見た、木末(こずえ)から枯れて来る立ち木のように。
芥川 龍之介 / 或阿呆の一生「河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)」に収録 amazon
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手が紫色にはれあがって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
肩が無闇と凝った。頭が重く、首筋を握ると、ジキジキと気持の悪い音がした。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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