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芝居の揚幕の出かなんぞのように悠揚 と壁に剔 ってある庭の小門を開けて現われた。
岡本かの子 / 巴里祭 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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出掛ける(外に出る・飛び出す)
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前後の文章を含んだ引用
......の家に向って、 悠揚 と壁に剔 ってある庭の小門を開けて現われた。黒に黄の縞の外出服を着て、胸から腰を通して裳へ流れる線に物憎い美しさを含めている。夫人は裏にちょっと鳥の毛を覗かせたパナマ帽の頭を傾げて空の模様を見るような恰好......
――奥さん。うちのムッシュウがお出かけですよ。」
と声を揃えてわめいた。 ちゃんと打合せが出来ていたものと見え、すっかり着飾ったベッシェール夫人は芝居の揚幕の出かなんぞのように単語の意味
悠揚(ゆうよう)
悠揚・・・ゆったりと落ち着いているさま。慌しくなく、ゆとりがあるさま。
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出掛ける(外に出る・飛び出す)の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
外に一歩出たら、夜風が吹いてくるのとともに急に、時間も動きはじめたような気がした。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
追っかけられた猫のように、おもてへ飛んで行った。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
固く目をとじて、パッと瞼 を開けてみると、せき止められていた涙が一時にあふれている。
林芙美子 / 新版 放浪記
ポカンと大きな音を立てて弾 ね返る。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
ハイヒールの 踵 を軸にしてゆっくりと身体の向きを変え
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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