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にわとりの脚のような、骨と皮ばかりの腕
芥川龍之介 / 羅生門 ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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細い、華奢な腕
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前後の文章を含んだ引用
......す。二人は死骸の中で、しばらく、無言のまま、つかみ合った。しかし勝敗は、はじめからわかっている。下人はとうとう、老婆の腕をつかんで、無理にそこへじ倒した。丁度、にわとりの脚のような、骨と皮ばかりの腕である。 「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」  下人は、老婆をつき放すと、いきなり、太刀のさやを払って、白いはがねの色をその眼の前へつきつけた。けれども、......
単語の意味
足・脚・肢(あし)
鶏・鷄・雞(にわとり・かけ・くたかけ)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
鶏・鷄・雞・・・キジ科の家禽。卵や肉を食用にするために飼う鳥。ペットとして飼うこともある。名前の由来は庭にいる鳥で「庭鳥」から。鶏冠(とさか)があり雄(おす)のそれは大きい。ほとんど飛べない。雄は夜明けを告げて魔を払うと信じられていた。「かけ」「くたかけ」は古名。
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腕が針金のように細くなった
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
死んだ時は手や足は箒の柄のように痩せていた。
田宮 虎彦 / 異母兄弟「異母兄弟―小説 (1957年) (カッパ・ブックス)」に収録 amazon関連カテ足の太さ・細さ死人・遺体細い、華奢な腕
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袖から鬼もひしぎそうな赤銅色の太い腕が逞しく出ている
中島 敦 / 環礁 ——ミクロネシヤ巡島記抄—— amazon
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