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右の拳を下からえぐってみぞおちに入れた。支えをなくした男の体は、前のめりになってその場に崩れ落ちる。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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殴る・ひっぱたく
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前後の文章を含んだ引用
......うやめてよ」「こんなは口出しせんでええんじゃ、アホウ」「あんたには関係ないだろ!」 背中を羽交い締めにするとチュウさんは左手を男の胸倉から離し、最後にもう一発、右の拳を下からえぐってみぞおちに入れた。支えをなくした男の体は、前のめりになってその場に崩れ落ちる。 チュウさんは僕を背負ったまま、倒れた男の頭を踏みつけた。これも父の流儀どおりだった。感情に駆られた暴力とは違う。自分の強さを相手に思い知らせて、まわりに誇らし......
単語の意味
体(からだ)
鳩尾(みぞおち)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
鳩尾・・・人間の胸の中央にある、へこんだ所。「飲んだ水が落ちるところ」という意味の「水落ち(みずおち)」が変化したもの。形が鳩の尾に似ているため「鳩尾」の字が使われている。胸元(むなもと)。心窩(しんか・しんわ)。水月(すいげつ)。
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殴る・ひっぱたくの表現・描写・類語(攻撃のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(集団リンチ)まるで津波に飲み込まれるようだった。顔面に鋭い衝撃が走り、視界がぐらりと揺れる。すぐ続けて2発、3発と蹴りや拳が飛んできた。ひとりが殴り疲れてくると、今度は別の男が襲いかかる。4発、5発、6発・・・。殴られた数を覚えていたのは、30発くらいまでだった。口の中が鉄の味でいっぱいになり、少しずつ意識が薄れていく。全身から力が抜けていく。自分が立っているのか、寝ているのかわからない。とうとう御法川は床に倒れこんだ。それでも男たちは手を休めない。横たわった御法川の腹を何発も蹴り上げる。《…略…》とうとう御法川はぐったりして動かなくなった。男たちは我に返ったように、その場から慌てて離れていった。
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
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「攻撃」カテゴリからランダム5
刃先が、男の首の皮膚に刺さった。肉に食い込み、頸動脈を切り、骨を割るのが、感触として伝わってくる。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
突如、光秀は脇腹に火のような疼痛が走るのを覚えた。光秀は自分の胴丸の横に何か突き刺さっているのを知った。
井上靖 / 幽鬼「異域の人・幽鬼」に収録 amazon
山田は鷹のように最後尾の伊佐をねらっていた。
小島 信夫 / アメリカン・スクール amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(スタンディングオベーション)聴衆の表情は賛嘆に満ち、拍手には断乎とした支持が感じ取られた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
あっちへよろけこっちへよろけして奴凧のようにふらつく
伊藤 整 / 馬喰の果て (1954年) amazon
町に出てゆくと、濁った息をフッと一時に吐く事が出来た。
林芙美子 / 新版 放浪記
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