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隅っこに座ったイチからは、木村くんにはない匂い立つような雰囲気が流れている。大人っぽくて、やさしい雰囲気。木村くんがとめどなくしゃべっているのに対して、イチはにこにこしてうなずいているだけなのに存在感がある。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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オーラ・貫禄がある人
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......、私は川崎に住んでると声を上げて私はちょっと強引に上京組を木村くんの周りに集合させた。 私だけ、感じるのかもしれないけれど、私たちのテーブルにひっぱってこられて隅っこに座ったイチからは、木村くんにはない匂い立つような雰囲気が流れている。大人っぽくて、やさしい雰囲気。木村くんがとめどなくしゃべっているのに対して、イチはにこにこしてうなずいているだけなのに存在感がある。みんなにお酒が入ってどれだけくだけた雰囲気になってもイチだけはいつまでももの静かなままだ。「せっかく同じ関東にいるんだから、またこのメンバーで集まらない?」 イ......
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オーラ・貫禄がある人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
慌ただしく権力の順位の入れ替わる教室内で、彼女だけは不可侵条約、平和地帯、彼女の話をするときだけは皆批判を押さえこみ、女子っぽい猫なで声でほめそやす。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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混み合った終電の中に、顔中血まみれのおれが乗り込んでいくと、見る見るうちにおれのまわりに空間ができる。遠巻きにして、こわごわながめられているのだ。 みんな、見て見ぬふりをして、そのくせ視界のはしっこに必ずおれをとらえている。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
(気配なく近づく人)気がつくと自分の五感が警戒する距離に迫ってきている。それが大胆なだけに、五感の警戒が一歩遅れてしまうのだ。そして慌てて警戒信号を発することになる。武内と接するときはそんな感覚が付きまとう。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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