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プレゼント・贈り物・土産の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(見舞いの差し入れに毎回ぶどうを持って行く)わたしにとってぶどうは、弟の病室に入るためのチケットのように大切だった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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「プルースト(の「失われた時を求めて」)は読んでいるか?」《…略…》「別の世界というか――私の生きているこの世界から何光年も離れたある小惑星についての、詳細な報告書を読んでいるような感じがするのよ。そこに描かれた情景のひとつひとつを受け入れ、理解することはできる。それもずいぶん鮮やかに克明に。しかしここにある情景とその情景とがうまく結びつけられない。物理的にあまりにも遠く離れているから。だからしばらく読み進むと、前に戻ってまた同じところを読み返すことになる《…略…》なんだか他人の夢を見ているみたいな気がする。感覚の同時的な共有はある。でも同時であるというのがどういうことなのかが把握できないの。感覚はとても近くにあるのに、実際の距離はひどく離れている」
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
敷島をぷかぷかふかしていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
ハンモックだろうか、粗く編んだ網目状のものに包まれた透明な袋……まるでボンレスハムのようななりをした大きな物体が頭上にぶら下がっていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
クローゼットには、色とりどりの服がハンガーにかかり、鉄の太いポールが、お前も服と一緒にぶら下がってみないかと誘ってくる。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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