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デパートの窓明かりが歩道を明るく照らし、とぎれなくゆきかう人々の顔も白く輝いて見える。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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屋内から外に洩れる明かり
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......い靴とハイソックス、自分の制服のスカートのすそをおぼえている。 外は春の匂いに満ちた夜が訪れていた。 柊のセーラー服がコートでかくれたので、私は少しほっとした。デパートの窓明かりが歩道を明るく照らし、とぎれなくゆきかう人々の顔も白く輝いて見える。風は甘い香りがして、春めいているのにまだまだ冷たく、私はポケットから手袋をとり出した。「その天ぷら屋、ワタシんちのすぐそばだから、少し歩くよ。」 と柊が言った。......
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表口の 硝子 戸が明々と光を道に投げている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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渡り廊下に射す光の加減で、日が空の高いところへ昇ろうとしているのが分かるが、日差しはどうしても店の奥にまでは届いてこない。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
暗幕のなかで電球がそのまわりだけにほの暗い光を落していた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
すがすがしい涼風が木の間から来て窓の白いカーテンをそっとなでて通るさわやかな天気
有島武郎 / 或る女
苔 のついた日本風の庭
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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