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雨上りのような銀灰色の海
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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海
雨上がり・晴れ間がのぞく
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前後の文章を含んだ引用
......をかんだ。それが風の工合でズボンにひっかかった。トロッとした薄い水鼻だった。 「又、やってやがる」大工は涙を何度も腕で拭 いながら眼をきめた。 こっちから見ると、雨上りのような銀灰色の海をバックに、突き出ているウインチの腕、それにすっかり身体を縛られて、吊し上げられている雑夫が、ハッキリ黒く浮び出てみえた。ウインチの先端まで空を上ってゆく。そし......
単語の意味
銀灰色(ぎんかいしょく)
銀灰色・・・銀色がかった灰色。シルバーグレー。
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大西洋という巨大な水たまり
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
潮のにおいが緑色のともし火のよう
川端康成 / 掌の小説 amazon
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雨は止んでいて、空には晴れ間が覗いていた。雲の間から陽射しが覗く。車道の轍に溜まった水や、玄関脇のブロック塀の表面に浮いた雨の一滴一滴が、みるみる蒸発していくようでもあった。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
(雨上がり)洗い立てのブナの葉、洗い立てのクモの巣、洗い立ての空、何もかもが輝いていて、まるで世界が生まれ変わったよう
細田 守 / おおかみこどもの雨と雪 amazon
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湖水を縁どる薄い氷の膜が、窓を曇らせる蒸気のよう
常盤 新平 / マフィアの噺 amazon
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(葉は)電気スタンドの覆(シェード)のように雨上りの太陽を青くすかしていた。
平林 たい子 / 桜「平林たい子全集 2」に収録 amazon
晩春の午後の陽の光が引き潮のようにおとろえて行った
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
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