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ハイヤーの滑 って来る轟 がして、表通りで停 まったらしい。
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:47% 作品を確認(青空文庫)
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車が走る
車が停まる・ブレーキをかける
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前後の文章を含んだ引用
......力線にスパークする光なのだが、小初は眺 めているうちに――そうさ、自分に関係のない歓楽ならさっさと一閃 きに滅 びてしまうがいい、と思った。そのときどこからともなく、ハイヤーの滑 って来る轟 がして、表通りで停 まったらしい。 がっしりした男の足音が、水泳場の方へ昇 って来た。 「どなた」 貝原が薄暗のなかでちょっとはにかんだような恰好 で立ち止った。 「私ですよ。少し遅 くなりましたが、街へ......
単語の意味
轟(とどろ)
轟・・・轟(とどろ)くさま。雷鳴や大砲のような大きな音が広い地域まで鳴り響くさま。大きな音が遠くから「どどんどどん」と耳に届くさま。
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