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金沢でたべたときはコウバクがにと教わり、次に福井でたべた時はセイコがにと教わった。背中にいっぱい子がつまっているから俗にセイコというのかもしれない。これは小ぶりで、足などは身も細く大してたべるところもないのだが、甲羅にいっぱいオレンジ色の子がついていて、その子をたべる。 リスボンでたべたかにや、越前がにの甲羅のは、黄色っぽいどろどろの子だが、このコウバクがにのは、ちょっと歯ごたえもある子で、それが驚くほどびっしり甲羅にくっついているのだから、感激してしまう。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......くさんとれる。北海道の毛がにもおいしいし、もちろん、越前がにもおいしいが、一番おいしいのはコウバクがにだ。このかには、私はまだ二度しかたべたことがないが、はじめ金沢でたべたときはコウバクがにと教わり、次に福井でたべた時はセイコがにと教わった。背中にいっぱい子がつまっているから俗にセイコというのかもしれない。これは小ぶりで、足などは身も細く大してたべるところもないのだが、甲羅にいっぱいオレンジ色の子がついていて、その子をたべる。リスボンでたべたかにや、越前がにの甲羅のは、黄色っぽいどろどろの子だが、このコウバクがにのは、ちょっと歯ごたえもある子で、それが驚くほどびっしり甲羅にくっついているのだから、感激してしまう。*話がそれてしまったが、リスボンに着いた翌日、私はポルトガル独特のファドがききたくて、チェレスタ・ロドリゲスの店へ行った。チェレスタ・ロドリゲスはポルトガルの歌......
単語の意味
背中(せなか)
足・脚・肢(あし)
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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