声は竪琴 にでも合いそうにすき透っていた。
岡本かの子 / 巴里祭 ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
心地いい声・澄んだ声
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......イヌのなかにもおみちを探そうとしてあべこべの違った魅力で射すくめられた。カテリイヌのあどけなさはおみちの平凡なあどけなさとは違った特色の魅力となって人にせまる。声は竪琴 にでも合いそうにすき透っていた。そして位をもちつゝ行届いたしこなしに、斜に向い合った新吉は鏡に照らされるような眩 しい気配 いを感ずるばかりで、とてもカテリイヌの顔をいつまでも見つめて居られなかっ......
ここに意味を表示
心地いい声・澄んだ声の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
声は清明に澄んで明快、耳に心地よく響いて聞く人の心を捕らえて離さない
阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
音楽のようなすべすべした調子の声
有島武郎 / 或る女
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム5
口角に泡 をためて、こう叫んだ。
芥川龍之介 / 偸盗
叫び声はまるで 唄 でも歌っているように続いた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ