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頭の中身が、すとん、と音を立てて、ごっそりと抜け落ちたような感覚になる。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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頭の中が真っ白・茫然自失
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前後の文章を含んだ引用
......、右手の指をフロントガラスへ向けると、その人差し指の先をガラスにくっつけるようにして、突いた。「馬鹿息子、あっちから、交差点を渡って来るよ」「寺原、が?」鈴木は頭の中身が、すとん、と音を立てて、ごっそりと抜け落ちたような感覚になる。「寺原が、ここに?」「息子のほうだよ。長男。あんた、まだ、間近で会ったことがないでしょ。いい機会じゃない。これから来るよ。あんたの奥さんを殺した、あの馬鹿息子が......
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頭の中が真っ白・茫然自失の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(姉が自殺して)放心状態で。何が何やらわけがわからなくて。体の中の何かが死んでしまったみたいに。
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
頭の中身が、すとん、と音を立てて、ごっそりと抜け落ちたような感覚になる。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
尋恵は受話器を持ったまま、静かなリビングの中、一人放心した。一方的な罵声に力を奪われてしまっていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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突然君ははね返されたように正気に帰って後ろに飛びすざった。耳をつんざくような鋭い音響が君の神経をわななかしたからだ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
ずっと考えつづけて、夜も碌に眠らない程
宮本百合子 / 伸子
ふと姉の姿が物の匂いのように心に浮ぶ。
鈴木 三重吉 / 山彦「千鳥 他四篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
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