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前後の文章を含んだ引用

......は茶の間で笑ってる女連（おんなれん）に取りかかるが、これは主人の冷淡を一歩向（むこう）へ跨（また）いで、滑稽（こっけい）の領分に躍（おど）り込んで嬉しがっている。この女連には武右衛門君が頭痛に病んでいる艶書事件が、仏陀（ぶっだ）の福音（ふくいん）のごとくありがたく思われる。理由はないただありがたい。強いて解剖すれば武右衛門君が困るのがありがたいのである。諸君女に向って聞いて御覧、「あなたは人が困るのを面白がって笑いますか」と。聞か......

単語の意味

仏陀（ぶっだ）

仏陀・・・仏教の開祖と言われてる人。お釈迦様。仏陀の姿を大きな銅像にしたものが大仏。お寺が仏教で、大晦日には、煩悩を消すために除夜の鐘が突かれる（初詣に行く神社は神道という別の宗教）。

本名は、ゴータマ・シッダールタ。生まれたのは紀元前６２４年と言われているが、紀元前４６３年とも言われ、実際のところよくわかっていない。紀元前なので、イエス・キリストより約６００年～４００年くらい前に生まれている。王族だったが29歳の時に妻子を残して宮廷を出て、放浪して35歳～36歳の時に悟りを開いたと言われている。仏陀の教えである仏教はインドだけでなく、後に中国や日本などにも広がっていった。