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風が吹き出たらしく、杉森すぎもりごうごうと鳴りを立てて、枯れ葉が明るい障子に飛鳥のような影を見せながら、からからと音を立ててかわいた紙にぶつかった。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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枯れ葉・葉が散る 障子(しょうじ)・襖(ふすま)
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前後の文章を含んだ引用
......目も珍しく曇っていた。そうして泣き入る葉子を大事そうにかかえたまま、倉地は上体を前後に揺すぶって、赤子あかごでも寝かしつけるようにした。戸外ではまた東京の初冬に特有な風が吹き出たらしく、杉森すぎもりごうごうと鳴りを立てて、枯れ葉が明るい障子に飛鳥のような影を見せながら、からからと音を立ててかわいた紙にぶつかった。それは埃立ほこりだった、寒い東京の街路を思わせた。けれども部屋へやの中は暖かだった。葉子は部屋の中が暖かなのか寒いのかさえわからなかった。ただ自分の心が幸福にさびしさに燃え......
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視界を遮るように、かえでの老樹が燃える緋色を中空に散らす
高橋治 / 墓を売る女「ベヒシュタイン歌う」に収録 amazon
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襖をたてると昼間でも黄昏のように暗い部屋だった。
林 芙美子 / 河沙魚「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon関連カテ室内の闇・部屋が暗い障子(しょうじ)・襖(ふすま)
真黄いろにすすけた障子
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阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ秋の夕方・夜日の入り・日没
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古びたステンレスの枠を持つその大きな窓
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