高級珍味といわれ、国産の上級品だと驚... | からすみの味、おいしさを伝える表現・描写｜小説の言葉集

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高級珍味といわれ、国産の上級品だと驚くような値段で売られている

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干し柿の肉のようにねっとりしたところがある

高級珍味といわれ、国産の上級品だと驚くような値段で売られている

カラスミの持つ優しい味は、干し柿の様でもあり、よく焼き上げたパンの耳の様でもあり、どことなくクルミを思わせるところもある

味は程よい塩気と、魚卵の旨み。臭みの少ないチーズにも似た味わいがある。複雑な美味しさで、酒にとても良く合う。

死ぬ危険を冒してでも一度は食べてみるに値するフグの卵とは、ま逆のところに、このカラスミはある。これはそういう優しい味がする。

吉田健一 / 私の食物誌　amazon

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脂は乗っていてもしつこさを感じない。あっさりした脂っこさだ。

プチプチとした歯触りとしつこくない味付けが絶妙

魚から出るあぶらは肉のそれと違ってやさしいにおいをしている。

朝井リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

五ミリくらいの厚さに切って油をひいたフライパンで炒めます。忙しくひっくり返したりせず、片側ずつ表面がパリッとなるまで。すると、ふわふわで軟弱だったソーセージが「俺はおかずだー」と自分の使命に目覚めます。

野瀬泰申 / 全日本（食の方言）地図　amazon

厚みの身を噛みしめるほどにうまみが広がる

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