ウーム……と、誰か、分らない呻 きがながれた。
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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うなる・うめく
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......なかった。とたんに、うしろへ一角の刃を、感じたので、手を離して、振り向くせつなに、さっと、真っ赤なものが、自分の腕にも、胸にも、部屋にも、眸いっぱいに見えた。 ウーム……と、誰か、分らない呻 きがながれた。行燈 は、消えて、倒れた弾 みに、ころころと、灯皿が白い煙の糸をひいて、独楽 みたいに、部屋を廻った。 ウウム……と、二度目の苦鳴を聞いたとたんに、 「あッ――お信が」......
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声が湿った土の底に吸い込まれていくかのように低く呻くように言う
藤本 義一 / やさぐれ刑事 amazon
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赤ん坊の泣き声は、それこそ冬に現われた蝉の鳴声に近かった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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