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関節が無音のまま壊れたみたいに、私は突然に、その場に膝をつく。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置：70% 作品を確認（amazon）
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絶望・希望がない
心の落ち込みによる体の反応、リアクション
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前後の文章を含んだ引用
......なのあたりまえだよ、と私の中のどこかが思う。 あんなものが落ちてきたんだから。 あんなに熱くて重い塊が、頭の上に落ちてきたんだから。 そうだ。 あの時、私は。 関節が無音のまま壊れたみたいに、私は突然に、その場に膝をつく。 私は、あの時。 かろうじて、喉から漏れた空気が声になる。「……私、あの時……」 そして洪水みたいに流れ込んでくる、瀧くんの記憶。一つの町を滅ぼした彗星災害。本......
単語の意味
膝（ひざ）
無音（むおん・ぶいん）
膝・・・１．足の関節部で、腿（もも）と脛（すね）とを繋ぐところの前面。腿と脛の境の前面部。膝頭（ひざがしら）。
２．座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部（だいたいぶ）。
２．座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部（だいたいぶ）。
無音・・・１．（「むおん」と読んで）音がしないこと。また、音が一切聞こえないこと。
２．（「ぶいん」と読んで）挨拶するのが適切であるのに、挨拶のないこと。また、しばらく便りをしないこと。音信が途絶えること。（ご）無沙汰（ぶさた）。
２．（「ぶいん」と読んで）挨拶するのが適切であるのに、挨拶のないこと。また、しばらく便りをしないこと。音信が途絶えること。（ご）無沙汰（ぶさた）。
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