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おぼろ月夜の、空はうす絹でつつんだように、ぽうと光って果てしなく、月の姿はどこにあるともわからなかった。

森田たま / 菜園随筆　作品を確認（amazon）

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夜空月

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単語の意味

月夜（つきよ・つくよ）

姿・形・容・態・躰・體・軆・骵（すがた）

月夜・・・月のある夜。月の明るい夜。また、月。月の光。⇔ 闇夜（やみよ）。

姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・１．身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
２．身なり。容姿。
３．目に見える、人の形。人の存在。
４．物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
５．物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]

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空には雲が多く、月はその背後に隠れている

小さく白く輝く月がどこまでも高く照らし、そのまわりを黒というよりも青をいく枚も重ねたような夜空が波紋のように果てしなく広がって見えた。

吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた／サンクチュアリ」に収録　amazon関連カテ月の光・月明かり夜空

冷蔵庫を開いたような涼気

大岡昇平 / 逆杉　amazon関連カテ夜空寒い・冷気・凍える

ぼんやりとした灰色に夜のブルーが混じり、注意して見なければそこに雲があることすらわからないほどだったが、それはあいかわらずじっと身をひそめた盲目の巨大な獣のように空にかぶさり、月や星の姿を背後に覆いかくしていた。　まるで海底を歩いているみたいだな、と僕は思った。

村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ夜空曇り空・曇天

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