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香もなく花も貧しいのぎらんがそのところどころに生えているばかりで、杉の根方はどこも暗く湿っぽかった。
梶井基次郎 / 筧の話 ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......いるのを知ったのである。その後追いおいに気づいていったことなのであるが、この美しい水音を聴いていると、その辺りの風景のなかに変な錯誤が感じられて来るのであった。香もなく花も貧しいのぎらんがそのところどころに生えているばかりで、杉の根方はどこも暗く湿っぽかった。そして筧といえばやはりあたりと一帯の古び朽ちたものをその間に横たえているに過ぎないのだった。「そのなかからだ」と私の理性が信じていても、澄みとおった水音にしばらく......
単語の意味
湿っぽい(しめっぽい)
香(こう)
湿っぽい・・・1.水気を含んでいて、ジメジメしている。
2.気分が落ち込んでいる。陰気な感じがする。
・・・かいでいい匂いがするもの。いい匂いがする物質(香料)を練り固めたもの。火をつけて煙を立ちのぼらせて、香りをたたせるもの。ねり香。お香。
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