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あけがた近くの青ぐろいうすあかり
宮沢賢治 / 風の又三郎 ページ位置:93% 作品を確認(青空文庫)
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夜明け
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前後の文章を含んだ引用
......先ごろ、三郎から聞いたばかりのあの歌を一郎は夢の中でまたきいたのです。 びっくりしてはね起きて見ると、外ではほんとうにひどく風が吹いて、林はまるでほえるよう、あけがた近くの青ぐろいうすあかりが、障子や棚 の上のちょうちん箱や、家じゅういっぱいでした。一郎はすばやく帯をして、そして下駄 をはいて土間をおり、馬屋の前を通ってくぐりをあけましたら、風がつめた......
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林芙美子 / 新版 放浪記
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岡本かの子 / 巴里祭
透けた夜空の向こう側、宇宙の中身がうっすらと見える。きっと明日は晴れるのだろう。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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