イノダのサンドイッチは、近ごろ流行の、まるで飯事あそびのサンドイッチではない。むかしのままの、 「男が食べるサンドイッチ」 なのだ。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:42% 作品を確認(amazon)
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サンドイッチ
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......がする。 コーヒーのことばかり書きのべてきたけれども、この店で食べられるものも、みんな旨い。 そうした軽食の中でも、サンドイッチは私が最も好むところのものだ。 イノダのサンドイッチは、近ごろ流行の、まるで飯事あそびのサンドイッチではない。むかしのままの、「男が食べるサンドイッチ」 なのだ。 ロースト・ビーフ、野菜、ハム、カツレツ、その他のサンドイッチを弁当にして列車へ乗り込み、冷えた缶ビールと共に味わうたのしみは、何ともいえない。 発泡スチロール......
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サンドイッチの表現・描写・類語(パン・お餅のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ハムサンドのハムは紙の如くペラペラにうすく、両側のパンが厚くて、あまりおいしいとはいえない。やはり、パンはうすく切って、バタとからしをぬったのをこってりつけて、あまりペラペラでないハムを入れたのがおいしい。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
香り高い紅茶にサンドイッチのランチなど私は大好きだったが、イギリス人にとって、サンドイッチは、ランチというよりティーのお相手の感が強い。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
イノダのサンドイッチは、近ごろ流行の、まるで飯事あそびのサンドイッチではない。むかしのままの、 「男が食べるサンドイッチ」 なのだ。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
(バゲットのサンドイッチ)大きいのを両手でつかみ、バリバリはしから食べてゆくと、パンばかりのどにつかえて、両あごがくたびれてしまう上、わるくすればパンの皮で上あごをむいてしまうことさえある。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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「パン・お餅」カテゴリからランダム5
(カレーパン)鼻孔をくすぐる揚げたパン独特の甘くて香ばしいドーナツ風の香り。そして次にカレー粉っぽいカレーの香りが来る。噛みしめると揚げたパン独特のしがみ付くような弾力があって、皮にはかなり甘みがあることに気づく。
東海林さだお / 鯛ヤキの丸かじり amazon
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