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熱に浮かされながら一歩一歩なんの心のわだかまりもなく死に近づいて行く貞世の顔が神々こうごうしいものにさえ見えた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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死に顔
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前後の文章を含んだ引用
......らくは(自分では見えないけれども)これほどの忙しさの間にも自分を粉飾するのを忘れずにいる葉子自身がいかにも浮薄なたよりないものだった。葉子はこうした心になると、熱に浮かされながら一歩一歩なんの心のわだかまりもなく死に近づいて行く貞世の顔が神々こうごうしいものにさえ見えた。葉子は祈るようなわびるような心でしみじみと貞世を見入った。  やがて看護婦が貞世の部屋へやにはいって来た。形式一ぺんのお辞儀をねむそうにして、寝台のそばに近寄ると、無頓......
単語の意味
浮かされる(うかされる)
熱に浮かされる(ねつにうかされる)
浮かされる・・・1.高熱などで意識がボーっとなる。
2.ある物に強く心をひきつけられて、そわそわする。「韓流ブームに浮かされる」
熱に浮かされる・・・1.高熱でうわ言を言う。のぼせ上がる。
2.ある物に心を奪われて、ふわふわした状態になる。「熱にうなされる」は本来誤り。
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