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(相手の)胸に歯を立ててその心臓をかみ破ってしまいたいような狂暴な執念
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
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しつこい・執念深い性格
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前後の文章を含んだ引用
......い込まれていたかをしみじみと今さらに思い知った。どうなろうとどうあろうと倉地から離れる事はもうできない。倉地から離れるくらいなら自分はきっと死んで見せる。倉地の胸に歯を立ててその心臓をかみ破ってしまいたいような狂暴な執念が葉子を底知れぬ悲しみへ誘い込んだ。 心の不思議な作用として倉地も葉子の心持ちは刺青 をされるように自分の胸に感じて行くらしかった。やや程経 ってから倉地は無感情の......
単語の意味
胸(むね)
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空気のような執拗さで人々を浸し始めていた。
佐多 稲子 / くれない amazon
飢え疲れた旅人の後をつける曠野(こうや)の狼のように、執念深く迫って来る
中島 敦 / 李陵 amazon
熊ん蜂のようにしつこい
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
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今の僕には、その残酷さがなによりも美しいゴスペルのように優しく響く。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
彼はしきりにそう云う喜劇類を読んだ。それは今の彼にとって、ちょうど、東洋の古美術が、全く 異 った時代へ彼を連れて行ってくれるように、そしてそれが彼に大きな慰めとなるように、それらの喜劇に接する事が一時的にもせよ、彼を今までとは全く反対な、そういう軽い自由な気分へ誘い出してくれる
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
寒くもなければ暑くもない、囲いのうちの植物のような生活
宮本百合子 / 伸子
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