うなぎの名店でうな重を注文すると、小一時間は待たされるという。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 ページ位置:37% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
うなぎ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ってあったりすると、「この店は本物を使ってないな」「なによこれ、本物の葉っぱじゃないの」 などと、わけのわからぬことをいってるそうだ。本もののうな重に巡り合う うなぎの名店でうな重を注文すると、小一時間は待たされるという。 一時間をどうやって待つかというと、「お新香をつまみに、酒など飲んだりして」待つのだという。 こういう名店は、むろんテレビなどは置いてない。 頼りはお新香とお酒......
単語の意味
鰻(うなぎ)
鰻・・・ウナギ科、細長い円筒状のヘビのような魚。体の表面は粘膜に覆われ、ぬるぬるして捕まえにくい。深海で産卵し生まれ、成長した春、河川に上る。食用で、脂が多く栄養価が高い。主には蒲焼などにして食べる。
ここに意味を表示
うなぎの味、おいしさを伝える表現・描写(魚類のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(うな重)口に入れると、うなぎとゴハンが、どこからどこまでうなぎで、どこからどこまでがゴハンか判然としない。まさに混然一体、まるでケーキ感覚で口の中でホロリとくずれる。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
鰻屋では、念の入った香の物で酒をのみながら、鰻が焼きあがるのを待つのが、もっともよい。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「魚類」カテゴリからランダム5
食卓にはこのごろ毎晩のように出る白い魚があった。栄養価はそれなりにあるらしいが、水っぽくって大味の切り身である。
阿刀田 高 / 白い歯「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
魚類 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ