奈良の柿の葉ずしは紀伊半島から熊野を越えて運んできた鯖を薄く切って酢でしめて押し寿司にしたもの。熊野を越えて天秤棒で担いでくるうちに塩が回って丁度食べごろになる。

一度ふな寿司の味を覚えると病み付きになる

うちは、祭りの料理と言えば決まってちらし寿司

アジは沼津港であがった、身が締まり甘みがある地物を使う

この店の鮨が好きなのは、種と飯とのぐあいがちょうどよくて、飯の炊き方が好みに合っているからだ。

生卵をアツアツのご飯にそのままかけて、醤油をちょっとたらす。白身、醤油の雲に黄身の月。これはまさに掛け物の絵。

究極の炒飯は、次の三条件を満たしているという。 　（一）米粒の大きさがそろっている。（二）一粒一粒がバラバラでくっついていない。（三）どの一粒にも卵の黄味がよく滲みていて、外から見ると黄色だが中は白い。

お母さんのカレーライスは日本一うまい

粘土の薄いしゃぶしゃぶした昔風のカレー

カレーにはイギリス風の澄んだものと、インド風の濁ったもの、それ以外にもいろいろとこしらえかたがある