スパニッシュオムレツは、トマト、ピーマン、玉ねぎが入っていた。玉子を3コ使って、ふんわりと大きく焼いてあり、お皿もあたためてあった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:37% 作品を確認(amazon)
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オムレツ
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前後の文章を含んだ引用
......軽食を出すところでは、必ずメニューにオムレツが入っている。さすがホテルだけにチーズオムレツ、マッシュルーム入り、ハム、トリのレバと、レパートリーも豊富だった。 スパニッシュオムレツは、トマト、ピーマン、玉ねぎが入っていた。玉子を3コ使って、ふんわりと大きく焼いてあり、お皿もあたためてあった。 値段は三百円から四百円と、おべんとう屋さんのオムレツの三、四倍した。オムレツといっても、コックさんの腕前、たべさせる場所により、値段が大きくちがってくるのだ。......
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オムレツの味、おいしさを伝える表現・描写(卵のカテゴリ)の一覧 ランダム5
オムレツといってもずいぶんいろいろな種類がある。 日本では一般に、ハムや玉ねぎのみじん切りをいためて入れたり、ひき肉のいためたのを入れるようだが、フランスでは、チーズを入れたオムレツ・オ・フロマージュ、わけぎのような青いフィンゼルブを入れたオムレツ・オ・フィンゼルブ、じゃがいものゆでた角切りを入れたオムレツ・オ・パルマンティエ、ラム酒をおとしたオムレツ・オ・ラムなど、いろいろ違った種類がある。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
スパニッシュオムレツは、トマト、ピーマン、玉ねぎが入っていた。玉子を3コ使って、ふんわりと大きく焼いてあり、お皿もあたためてあった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
玉子の白味を切るようによくかきまぜないので、黄味と白味がわかれていて、焼き上りが白、黄、まだらであった。フライパンの中でかき玉のようにかきまぜないのでかたかったし、出来たてでなかったから、つめたくて舌ざわりが悪かった。オムレツなんてものは誰にだって出来る、安くてケチな料理だと、コックさんがバカにしながらいい加減に作ったような感じがした。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
玉子2コつかったハム入りのオムレツで、つけ合せはマカロニ、いんげんのバタいため、赤かぶが1コ、可愛らしい姿でのっていた。ふっくらとよく出来ていて、味もよかった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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社長は、「オムレツは中が柔らかくふっくらと、表面はこげめのつかぬクリーム色にまとめることが最高」といわれた
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
ふわっとふくらんで格好はよかったが、たよりなくふわっと口の中でなくなってしまう感じだった。 子どもたちは「これ玉子? つまんねェーの」と毒づくし、おばあちゃんも「なにやらたべた気がしませんね」となげく始末。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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