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(仕事中のがっしりした彼とは違い、今の彼は病人のように猫背で)機械から外して来たクランクのようなものである。少しばかり恰好の滑稽なのは仕方がない
梶井基次郎 / 温泉 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
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猫背・背中を丸める
ギャップ・際立つ
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前後の文章を含んだ引用
......よ。彼はまるで獲物を捕った虎のように刳物台を抑え込んでしまっている。人は彼が聾であって無類のお人好であることすら忘れてしまうのである。往来へ出て来た彼は、だから機械から外して来たクランクのようなものである。少しばかり恰好の滑稽なのは仕方がないのである。彼は滅多に口を利かない。その代りいつでもにこにこしている。おそらくこれが人の好い聾の態度とでもいうのだろう。だから商売は細君まかせである。細君は醜い女......
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猫背・背中を丸めるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
前掛けのポケットを守るように背中を丸めていた。
小川 洋子 / 先回りローバ「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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ギャップ・際立つの表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
鬼のような体格を持っていて、女のような弱虫《…略…》こんな心でこんな体格を持っているのが先天的の二重生活をしいられるようで苦しいんです。これからも僕はこの矛盾のためにきっと苦しむに違いない
有島武郎 / 或る女
純朴な住民たちのおだやかな明け暮れと、死に向う若者たちを乗せて空に飛立つ戦闘機の轟音とが、どうしても一つに溶け合ってこない
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
わけのわからない不安におそわれて、気が狂いそうになる
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
いきが苦しくてまるでえらえらする毒をのんでゐるやうでした。
宮沢賢治 / ひかりの素足
「姿勢・ポーズ」カテゴリからランダム5
背なかを丸くして、坐禅をくむように手を重ねたきり
吉川英治 / 銀河まつり
正座で痺れた足を休めるようにあぐらをかいていた
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「状態・状況」カテゴリからランダム5
「来年はお前の運勢はよかぞな、今年はお前もお父さんも八方塞 りだからね……」
林芙美子 / 新版 放浪記
だだっ広い囲炉裏の間 はきちんと片付けてあって、居心よさそうにしつらえてある。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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